2016年7月24日日曜日

Family



The greatest happiness of life is the conviction that we are loved – loved for ourselves, or rather, loved in spite of ourselves. - Synopsis. Victor Hugo 1802-1885 

人生最大の幸せは、愛されているという確信、とりわけ、こんな自分でも愛されているという確信だ。



このラジオは、1978年発売の海燕というローカルブランド。 1978年結婚したエンジニアだった父が、三か月給料に1か月前払いで買ったものらしい。 


ラジオの上に、プラモデルの帆船は、結婚30年の時にわたしと母が選んだもので、「順風満帆」の願いを込めて。


そして、二人の結婚写真。


父と母の部屋の一角に鎮座してあるこの三点ものを父と母がいつもきれいにしている。毎日埃を取って、時々電源いれて動かしたりする。 どうしてそれを大事にしているかを父に聞くと、「我が家の全部を知っている。 ここには我が家の時間が詰まっている。我が家は、誰ひとりを失ってはやっていけないし、どんな人になろうとしても、とうさんかあさんには愛されているから。いつかあなたにも家族ができたときに、持ってもらってちょうだい。それを忘れないでうまくやってくれ。」と父がいつも同じことをいう。

父の話を写真にした。おまじないにしたい。
そして、写真と一緒に、「家族のありか」を考えはじめた。この先、自分の人生と繋がっていくものがあるとしたら、長い年月に耐えられる「どんな自分でも愛される」、そのものと出逢いたい。



------ 何人か友人たちが宣伝してくださったんですけど、来週29日から8月7日まで、石川県美術館(広阪別館)で、家族写真展示に参加させて頂きました。少しプライベートな事情があって連日落ち着かず、告知がだいぶ遅れてしまいました。今回は、3点を出展します。2014年元旦、カメラを買った直後帰省して撮った3つのわたしの家族です。腕をもっとしっかり磨くべきところがたくさんあるこの3点ものですが、そこにわたしの考えた家族のありかを、写真を通して伝わることを願っています。


石川県立美術館 広坂別館 7/29 (金)〜8/7(日) 9:30〜5:30 閲覧無料 会期中無休
石川県金沢市出羽町1番1号





2016年7月9日土曜日

Good bye, my love.


Someone said, A man who truly loves you will never let you go, no matter how hard the situation is. But you have gone. 

Buried city, to shut all lights. I will keep those lost things in memory. Good bye, my love.


ここまでやってきたことを守りたかったけど、守れなくなって、悔しい、悲しい。このさきは、どうか、幸せでいてください。